平成22年亀岡創生会議、会派行政視察

1. 城下町のたたずまいを活かした観光振興について(村上市)

2. 食品トレイリサイクルシステム新庄方式について(新庄市)

3. コミニテイファンド(NPO市民活動補助)について(山形市)

4. 最上川フォ―ラムの取り組みについて(最上川フォーラム)

1. 新潟県村上市

村上市行政視察

平成22年6月30日(水)村上市、城下町のたたずまいを活かした観光振興について、行政視察を行ないました。人口68,966人、議員数30名のまちで全国の村上氏発祥の地であります。鮭といで湯のまち・村上をうたい文句にまちづくりを進められています。村上市は昔風町屋が500軒以上残るまちで、何とかまちを活性化をさせたいという行政のまちづくりの中で、道路拡幅の話が持ち上がり、行政主導でまちづくりを進めようと事業計画が打ち出されたのです。そこで何とか道路拡幅無しでまちづくりをすることができないかという考えで、強力なパワを持つ一人の尾t個が立ち上がりました。その立役者が、吉川真嗣氏、その人であります。そのきっかけはある人の忠告からはじまったのであります。吉川家は遡上する鮭の乾物を生産する家業の傍ら、販売店も経営されてきました。真嗣氏も家業を継ぐことになり、村上市に戻ってきた一人でありましたが、会津復古会の五十嵐大祐氏との出会いで大きく心を動かされたと言われます。店を訪ねてこられた時に店の奥を見せてほしいと言われ奥へ通した時、鮭は天井一面に干されてぶら下がり、土間から上がり口、井戸、竈など、昔風の町屋住まいの木造建築の古めかしさを見て、村上の宝物は家の中にある。と断言されたのでした。

村上市黒塀まちづくり仕掛け人吉川真嗣i夫妻と

外からの客に言われた言葉、普段何気なくつかっている住居、仕事場、それらすべてが宝であると評された時に、身近に居住している吉川氏は大きな衝撃をうけるほどに知らしめられたと言われています。それからは町屋風建造物で商いを営む通りに面する人達に呼びかけ、個々に持っている人形を飾り、家の中を見せる「町屋の人形さまめぐり」(3月1日から4月3日まで旧町人町一帯、江戸から平成mあでの人形4000体、81軒)を仕掛けられ、城下町、村上絵図を10万枚、自主制作をして配り、NHKに直談判をして取り組みの全国放送をお願いされました。そして村上あきんど商人会を結成し協力を呼びかけ、「町屋の屏風まつり」(伝統の屏風と民具などの展示を各町屋で9月10日から30日まで)を開催するようになって、村上市は一気に観光客が増え賑わいを取り戻すようになりました。

村上市l黒塀町屋再生プロジェクト視察

さらに10月10日・11日は「宵の竹灯篭まつり」(5000本の竹灯篭に灯りがともる幽玄の光と古の音色まつり)、「骨董まつり」など次から次から企画され行政の力を借りずに民間の力で仕掛けられたまち興しであります。そして黒塀プロジェクトを立ち上げ、昔風の黒塀のまちにしょうとコンクリトブロックの上に焼き板を貼り付け頃塀に変身させる試みで、熊本県山鹿市の八千代座の瓦1枚運動で資金を募ることに着目して黒板1枚1000円運動を展開していきました。道路拡幅工事をストップさせてまでの吉川氏の町屋再生の思い、使命感、パワ―溢れる行動力には感服いたしました。行政に頼らず民間の力で町おこしに取り組んだ成功例は珍しい例でありました。亀岡の城下町再生について、村上市の吉川真嗣氏に続くような人が出てくることを期待したいと思います。

2. 山形県新庄市

新庄まつり山車日本一行政視察

7月1日(木)に新庄市の食品トレイリサイクルシステム(新庄方式)の視察を行ないました。食品を乗せて販売して出るトレイをリサイクルしょうとする事業であり、ス―パ―、学校、市役所、など人の集まる場所に回収箱を設置して各家庭で仕分けされたトレイを作業所が請け負うシステムです。作業所では種類別に分類して、企業に回収してもらっているわけですが、このシステムで、ある企業の姿勢が大きな支えになっています。その企業名は「ヨコタ東北」であります。ここのトップの考えが素晴らしい成果をあげる要因であります。新品をつくる費用が1枚35円で出来上がるものを85円で回収しているものであります。この企業は障害者自立支援に大きな関心を持ち、何か手助けできることはないか。この原点に立ち、仕掛けられたものです。食品トレイは毎日産業廃棄物として各家庭からでます。それをス―パ―、学校、市役所など人の集まるところに回収箱を設置して、分別し、作業所に集積され、ここで選別してリサイクルのためにヨコタ東北に引き取ってもらうシステムです。障がいを持つ人たちの仕事が少ない現状を踏まえ1企業の協力で、月10000円程度の給料がこのシステムの稼動によって15000から20000円程度が加算できるようになりました。まだまだ少額の状況でありますが、民間企業から障がいを持つ人たちへの雇用の場の提供の事業として注目されています。行政の力を借りずに積極的に取り組む企業の姿勢はこれからの障がい者自立支援のあり方に一石を投じた取り組みです。今後の課題についてお尋ねすると、1)リサイクルできないものが出てきたこと2)障がい者の収入アップの問題3)収集運搬費の高騰の問題4)市民認識度の低さの問題。があげられるといわれています。

亀岡市にも作業所や障害者施設の関係者から「仕事をください」と切実な訴えをされています。それを受けて6月議会で私の質問を受けて市長は各部署で何ができるか事業仕分けの通達をだされました。行政は行政として何ができるか、民間は民間として何ができるか。障害者自立支援のあり肩荷今後大きなq議論が必要となってきます。民間企業としての自立支援のあり肩荷ついて研修をしてきました、今後亀岡市において参考になる部分を紹介しながら取り組みの強化を図っていきたいと思います。

3. 山形市

山形市行政視察

7月2日(金)コミュニテイファンド(NPO市民活動補助)の取り組みについて、山形市を視察いたしました。亀岡市も鋭意協働のまちづくりについて昨年度より市民参加のもと、大きな議論を交わしてきた中で、5つのアクションプランを取りまとめられました。その中でも一番の課題は活動資金の確保でありました。山形市の取り組みは、協働とは呼ばずに共創のまちづくりと呼びかえられています。支援補助金投票制度を立ち上げられ、それぞれの団体が5分間のプレゼンを行って審査をして採点、その審査の結果で補助金の承認をしていくシステムであります。資金の確保については一般企業、団体、個人、などの寄付金と御製からの補助金で成り立っています。平成20年度は2000万、21年度は2100万、内民間からの寄付金は220万から240万といったところです。本年は民間から450万を目標に仕掛けられています。事業支援の拠出については先ほどの投票制度に則り、審査され支給されます。審査については200名程度に投票依頼して、決定されるわけですが、200名の内訳は100名が一般公募、あとは職員OBを含む職員や団体職員など多種にわたって参加をしていただくことになっています。

亀岡市では、民間からの寄付金について、今協議を続けていますが、私は、寄付者に対して税制優遇措置を講じるように進言しています。所得税控除、市民税控除、などを配慮して寄付しやすい環境づくりをしていく必要があります。また寄付者は、希望する事業を特定することもできるような仕組みづくりをして、寄付金が寄付者の意向に沿った使われ方ができるように使途目的を明確にできることも大切であります。

4. 山形市最上川フォ―ラム

7月2日、最上川の環境問題、流れ着くゴミの問題に取り組む「最上川フォ―ラム」の団体の視察は、NPOプロジェクト保津川の副代表の原田氏のご紹介を受けて視察の機会をいただきました。川に流れ着くゴミの問題は全国どの川においても、たいへん大きな環境問題で、わが亀岡市の市内を流れる保津川のゴミ問題も同じような境遇にあります。
最上川フォ―ラムのきっかけは、最上川は母なる川。この川がこんなに汚くていいのか、これは山形県だけの問題ではない。ということが発端となってその取り組みを考えたといわれています。拾っても拾っても流れ着くゴミの問題、ゴミは支流で食い止めよう、ゴミを減らし捨てさせてはならない社会の仕組みづくり、山から海へ、人から人へ,過去から未来へ、命の水をつなぐ取り組み、美しい最上川は県民の共有財産、美しい山形・最上川100年プランを打ちたてられました.最上川は他県にまたがる日本でも有数の大川で全長229kmあります。現在会員数4700名に及び、特に行員1300人が入会され、振込料無料にしてくれた金融機関の協力は大きかったと言われています。経済活動、環境活動、子供教育、大学、企業、などあらゆる分野の団体の加入を曳きこみ、最上川フォラムが主導で事業を展開することにより市・県・国交賞まで巻き込んだ事業ができるようになりました。
産業界、大学、行政、NPO、県民すべてを対象とした取り組みですべて対等がうたい文句であります。イコ―ルパ―トナ―の発想、「新たな公(新たな公共事業)」の提言として、上流からのゴミ対策、行政がやるべきから我々も一緒にやろう。補助金は5年ゴミは永久に出る。提言の一つに、行政の仕組みの中で、ポイント制度を作り、地域に貢献した企業にポイントを与え、公共事業の入札制度整備の働きかけをする。経済活動として最上川沿いに桜の植樹をして美しい山形・最上川の環境作りをする取り組みで、日本桜の会から苗木の提供を受け企業からの寄付を募り、企業名を表示しても最上川フォ―ラムの事業だから許される特典が出ています。フォ―ラムが行動を起こすと行政が協力してくれる。意欲のあるところへフォ―ラムは積極的に協力していこうとするものであります。森林保全の活動もしています。川下から記を使う運動、森を元気にする運動、水は山から海へ流れ着きます。山と海、互恵の関係を強化する必要がある。漁業者が植林すれば、水環境が保たれ、魚介類が栄える。公共建造物に地産の木材の使用を条件づける地消の法律を作れ。表彰するシステム、水がきれいになる仕組みを表彰する。合併浄化槽設置についてフォ―ラムが支援していきたい。過疎地域の元気づくり、地域の宝探し、田舎にあるものを仕入れるシステムづくり、これらによって高齢者雇用対策の一環としてのいきいきプラン、無料で道の駅などに販売所を提供できるように、など、幅広い活動とユニ―クな発想で全国から注目を浴びて多くの視察を受けられています。このような活動が認められて前日の7月1日に、第12回水大賞奨励賞を東京で受賞され、帰ってこられた翌日にも関わらず、プロジェクト保津川の原田氏からの紹介ということでスケジュ―ルを空けてくださいました。お話を聞かせていただいて、亀岡に元気を与えていただいたような気がします。最上川フォ―ラムの会長並びに事務局長様にはたいへんお世話になりましてありがとうございました。
平成22年7月8日           西 口 純 生
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